遺産分割協議書のサンプル文例雛形 相続人の一人が全部相続


遺産分割協議書

被相続人 甲野太郎
生年月日 昭和○年○月○日
本  籍 埼玉県東松山市○町○丁目○番地

 平成○年○月○日上記被相続人甲野太郎の死亡により開始した相続における共同相続人全員は、民法908条に基づく遺言による分割の指定及び禁止のないことを確認したうえで、被相続人の遺産を協議により下記のとおり分割する。

1. 次の不動産は甲野花子が相続する。

所  在  東松山市○町○丁目
地  番  ○番○
地  目  宅  地
地  積  ○○・○○㎡      

所  在  東松山市○町○丁目 ○番地○
家屋番号  ○番○
種  類  居  宅
構  造  木造スレート葺2階建
床 面 積   1階 ○○・○○㎡
      2階 ○○・○○㎡   


2. 次の預貯金は甲野花子が相続する。

○○銀行 東松山支店 普通預金 口座番号1234567

○○銀行 東松山支店 定期預金 口座番号1234567

ゆうちょ銀行 通常貯金 記号 ○○  番号 ○○○○○○


3. 被相続人に係る葬式費用は全て甲野花子の負担とする。


4. 甲野花子は、被相続人の債務を全て負担する。なお、甲野花子は、他の相続人に対し、上記債務の弁済について求償しないものとする。


5. 相続人全員は、本協議書に記載する以外の遺産を、甲野花子が取得することに同意した。


上記のとおりの協議が成立したので、この協議の成立を証明するために相続人ごとに本協議書を作成する。

平成○○年○○月○○日

埼玉県東松山市○町○丁目○番○号
甲野花子  (実印)

埼玉県東松山市○町○丁目○番○号
甲野次郎  (実印)

埼玉県東松山市○町○丁目○番○号
甲野三郎  (実印)


文例書式のダウンロード

遺産分割協議書 相続人の一人が全部相続(Wordファイル)


遺産分割協議書の書き方

遺産分割協議書の書き方の注意点については遺産分割協議書の書き方のページをご覧ください。


書き方についてのコメント

亡くなった人(被相続人)の妻が全部相続する内容の遺産分割協議書です。

まず、亡くなった人(被相続人)を氏名・本籍・生年月日・死亡年月日で特定します。

次に、相続人全員で遺産分割協議をした旨を記載します。


1項で不動産は妻が相続すると記載しております。

不動産の表記は、登記事項証明書(登記簿謄本)と同じように記載します。

固定資産税評価証明書では、地積や地目などが違っている場合があるので、登記事項証明書(登記簿謄本)を取りましょう。


2項で預貯金は妻が相続すると記載しております。

銀行名・支店名・口座番号で特定しております。

残高は書かなくても大丈夫です。


3項で、葬儀費用は妻の負担にするとしています。

実情に合わせて変更してください。

また、書かなくても不動産や預貯金の相続手続には影響しません。


4項で、被相続人の債務は妻の負担としています。

ただ、債権者は相続人全員に対して、それぞれの法定相続分に応じて請求できますので、あくまで相続人内部の取り決めということになります。


5項で、その余の相続財産は全部妻が取得するとしているので、何か漏れがあっても基本的には、この文言で相続手続ができます。


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