家族信託の定義
家族信託に関する言葉の定義を見ていきたいと思います。
まず、信託銀行や信託会社が受託者となり、商売として行っている信託を「商事信託」と呼びます。
これに対して、受託者が営業で行っていないものを「民事信託」と一般的に呼んでいます。
「民事信託」というのは法律用語ではなくて、あくまで通称です。
「民事信託」の中で、特に受託者にご家族がなる信託を、一般的に「家族信託」と呼んでいます。
これも法律で定められた呼称ではなく、通称ということになります。
ただ、信託銀行の一部が、「家族信託」と称したサービスをやっているのですが、一般的には受託者が家族になるものを「家族信託」と呼ぶと考えてください。
信託銀行には、紛らわしい名称をつけるのを止めてほしいものです。
また、民事信託・家族信託のうち、受益者を高齢者や障がい者などにして、生活や介護などを支援するための信託を「福祉型信託」と呼んでいます。
これも同じく通称です。
家族信託 解説コラム メニュー
- 01.認知症になると成年後見人が財産管理をする
- 02.成年後見制度のデメリット(相続税対策はできない)
- 03.信託銀行じゃなくても受託者になれる?
- 04.家族信託の仕組み
- 05.信託すると所有権は権利と名義に分かれる
- 06.信託とは財産管理の一手法
- 07.信託不動産の登記簿の記載例
- 08.民事信託・家族信託・福祉型信託・商事信託とは
- 09.家族信託の組み方
- 10.遺言による信託の活用例
- 11.自己信託の活用例
- 12.信託設定時の課税について
- 13.家族信託のイメージと機能
- 14.家族信託のメリット 後見制度に代わる柔軟な財産管理
- 15.信託活用のメリット 何代にも渡って承継者を指定できる1
- 16.信託活用のメリット 何代にも渡って承継者を指定できる2
- 17.信託活用のメリット 不動産共有化対策
- 18.信託活用のメリット スムーズな資産承継 遺言書き換えの防止
- 19.活用事例 高齢の資産家が相続税対策をしたい
- 20.活用事例 親の使わなくなった一軒家を売却したい
- 21.活用事例 共有不動産のトラブル回避
- 22.活用事例 障がいを持つ一人っ子に資産を残す
- 23.活用事例 会社経営者(株主)の認知症・相続対策
- 24.まとめ
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