家族信託について学ぶ上で、良かった本を紹介します。

入門・一般向け

<2016.3.25 追記>

一般向けに新しい本が出たので紹介します。



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相続や認知症に対応するための一般的な制度(遺言・後見など)を紹介し、それらの制度のデメリットや限界も解説しています。

また、それに対して家族信託を使った場合のメリットを解説しております。

家族信託の制度そのものの説明も分かりやすいと思いますし、譲渡制限のある株式を信託したときの手続、追加信託の文言の書き方等、実務上知りたいことについても言及されています。




<2019.2.17 追記>

一般の家族向けにQ&A形式のわかりやすい書籍を出版しました。



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一般のご家族にわかりやすいように代表的な事例を踏まえて家族信託を解説しております。

また、最終章を中心に家族信託の実務上の落とし穴も解説しており、専門家にも参考にして頂けます。




<2017.5.22 追記>

一般向けの分かりやすい書籍が発売されました。

初めて家族信託を学ぶ一般の方に良い書籍です。



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専門用語をなるべく使わずに家族信託の解説を行っております。

一般の方向けに家族信託の説明を分かりやすく行いたいという専門家にも参考になる本です。




<2017.7.19 追記>

司法書士柴崎が電子書籍を出版しました。
初めて家族信託にふれる一般の方を対象に書きました。

kindle端末がなくても、PCやスマホで読めますので、amazonのページから無料アプリをダウンロードしてください。



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<2017.10.5 追記>

中小企業の経営者と後継者の方々向けに事業承継に民事信託を活用する方法を解説した電子書籍をリリースしました。

会社経営者(株主)が認知症になると、株式の議決権行使ができないので会社の重要な意思決定ができなくなります。

信託を活用して、贈与税を発生させずに議決権を後継者に渡す方法を解説しております。

99円でダウンロードできますが、kindle unlimited 対象なので会員の方は読み放題サービスでご利用できます。



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士業・保険営業マン・不動産関係の方向け

次に紹介するのは、司法書士河合保弘先生の著書「家族信託活用マニュアル」です。



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この本は、まず、家族信託について分かりやすく解説しています。

そして、家族信託でネックとなる金融機関への協力要請の仕方などについても書いてあり、実務上、非常に参考になると思います。

本の中盤では、家族信託を活用できる場面をチェックシート式にまとめてあり、これをお客さんにチェックしてもらうことにより、どの様な家族信託スキームを提案できるかの目安になります。

チェックシートの後には、36類型の家族信託スキームが例示されており、本の終盤で家族信託の契約書の作成方法が載っています。

契約書を作成するうえでも参考になると思います。

専門家だけではなく、家族信託をお客さんに提案したい保険営業マン、不動産関係者などの方にも役立つ本です。


司法書士向け

2016.7.20 追記

一般社団法人民事信託推進センター編集の書籍が出たので紹介します。

「有効活用事例にみる民事信託の実務指針」です。



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司法書士が民事信託を学ぶ上で、参考になる書籍です。

民事信託の代表的な活用場面(高齢者の財産管理、事業承継など)をあげて、スキーム・登記・税務について説明しております。

契約書の文例も載っており、実務での参考となります。

実務面での注意点が、他の書籍よりも豊富に記述されています。

実務のイメージがつかみやすい点でお勧めの書籍です。



2016.10.3追記

続いて、家族信託の説明も一通りされており、代表的な事例のスキームや契約書例を掲載した「家族信託の活用事例」も紹介します。

複数の契約書例が載っていますが、統一感のある見やすい契約書だと思います。



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家族信託を組成する上での問題点なども記載されており、専門家が読むには非常に参考になると思われます。

例えば、他の書籍では論じられることが少ない次のようなことが記載されております。

  • 農地と信託の関係
  • 自己信託に追加信託する場合は公正証書が必要か?
  • 法人を受託者とするときの目的変更登記に関する法務局との折衝
  • 委託者の相続人を信託の終了に関与させない方法
  • 受益権譲渡の対抗要件
  • 種類株式と信託のどちらかを使うかの判断基準

また、信託口口座を作成してくれる城南信用金庫のインタビューも掲載されております。

もともと、後見制度支援信託で地元金融機関の預金が信託銀行に移ってしまうことが城南信用金庫が家族信託に協力する理由の様です。

信託口口座については、他の金融機関から問い合わせがくれば、資料の提供を含めて協力してくれるそうです。

信託口口座の開設に取り組もうと思っている金融機関の方にも読んでほしい一冊です。



2017.2.21追記

私も家族信託の研修でお世話になった宮田浩志司法書士が書籍を出版しました。

「相続・認知症で困らない家族信託まるわかり読本」です。



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家族信託の基礎知識、活用事例、Q&Aで構成されております。

Q&Aでは、家族信託の実務上、疑問に思う点についての解説がなされています。

例えば、「信託契約書を複数に分けるか?」、「金銭の追加信託の条項例」、「ローン付不動産の信託」、「委託者の地位の承継」、「受託者の会計業務」、「残余財産の帰属先を法定相続人の協議に委ねる条項例」など参考になりました。

家族信託に携わる司法書士なら参考になる一冊だと思います。


専門書

元・公証人の遠藤英嗣先生の著書「新しい家族信託」を紹介します。



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500ページ以上に渡り家族信託の解説や契約書の文例が載っています。

ボリュームもあり一読しただけでは中々理解が難しいのですが、非常に詳しい解説が載っているので辞書的に活用しております。

家族信託の契約書を作成する専門家には必読の一冊ではないでしょうか。

2016.4.11追記

平成28年4月に「新訂版」が発行されました。

「遺留分が請求できない受益権複層化型信託」「遺留分が消える家とく承継型信託」「空き家問題解決支援信託」などの新たな文例が追加されています。

この辺の文例は参考になるので、以前の版をお持ちの方でも、新訂版は買った方が良いかもしれません。



2017.5.9 追記

「信託法からみた民事信託の実務と信託契約書例」を紹介します。



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契約書式例が豊富に載っております。

契約書の条項に統一感があり、実務で契約書を作る際に参考にすべきと思います。


信託登記

信託の登記については日本加除出版の「信託登記の実務」を買いました。



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信託の登記は一般的な登記の書籍には載っていないので、この本を参考にしております。



<2017.5.22追記>

信託の登記をする上で、信託目録をどのように書いたら良いのか悩むことが多いかと思います。

余計なことまで書いてしまうと情報が登記事項証明書を通じて色々な人が見れてしまいます。

また、必要なことを書かないと、後に申請する売買の登記や受益者変更の登記が却下されかねません。

「信託目録の理論と実務」は信託目録を作る際には目を通しておいたほうが良いかと思われます。



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信託法の解説

<2017.12.27 追記>



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信託法には、解釈が難しい条文もあります。

その様なケースで辞書的に本書を使っております。


その他の書籍