三井住友信託銀行の民事信託セミナーに行ってきました。

2015年頃から三井住友銀行は家族信託・民事信託をサポートするサービスに力を入れ始めたようです。

家族信託をする上で、ネックであった信託口口座の開設も同行は行ってもらえるとのことです。

信託口口座が開設できない場合は、受託者の個人口座を代用するしかなかったのですが、これですと受託者が亡くなってしまうと口座が凍結されてしまいます。

受託者の相続手続をしないと口座からお金を出せませんので、家族信託をする上では困ったことになってしまいます。

この点、信託口口座が開設できれば、受託者が死亡した場合でも後継受託者に口座を引き継がせることができるのだと思います。


信託口口座が開設できるだけでもありがたいのですが、さらにキャッシュカードやインターネットバンキングの利用も可能の様です。

これらが使えることによって、近くに支店が無くても、お金をおろせたり、取引明細の確認ができると思われますので、非常に使い勝手が良いしょう。

<2018.3.17追記>
(2017年に実際に三井住友信託銀行で信託口口座を開設した際には、「インターネットバンキングは使えない」との回答でした。キャッシュカードは作れました。)


また、家族信託に対応したローンもあるようです。

万が一、委託者が認知症等になっても、受託者に貸し出すことができるようです。


なお、上記のサービスは原則として、3000万円以上の受信取引が見込まれる方を対象としているとのことです。