信託口口座を作成する金融機関を選ぶ

受託者は信託されたお金を信託用の口座(信託口口座といいます)で管理するのが好ましいです。

ちゃんとした信託口口座であれば、万が一、受託者が先に亡くなっても信託契約書に定められた次の受託者に口座を引き継げます。

受託者の個人口座で代用するケースもありますが、個人口座ですと受託者が亡くなった場合、受託者の相続人の実印と印鑑証明書がないと下ろせなくなってしまいトラブルになる可能性があります。

また、信託口口座の場合は、受託者の個人の債務の差し押さえの対象となりませんが、個人口座で代用してしまうと受託者個人の債務の差し押さえがなされてしまう可能性があります。


したがって、できれば信託口口座を作りたいのですが、信託口口座を作れる金融機関は限られています。

また、基本的には専門家が窓口となって金融機関との打ち合わせをすることになりますので、個人の方がいきなり金融機関に行って「信託口口座を作りたい」と言っても作ってもらえないと思われます。

なお、埼玉県内では次のような金融機関で信託口口座を作れます。

三井住友信託銀行

信託口口座の作成実績はかなりある様です。

キャッシュカードを作ってくれるので他行のATMでの出し入れや振込ができますが、記帳しようとすると三井住友信託銀行のATMに行く必要があります。

埼玉県内ですと、大宮、浦和、所沢、越谷、杉戸に支店があるので、記帳に行ける方は三井住友信託銀行を利用するケースが多いです。

ただ、預金額が3000万円以上という内部規定があり、支店の判断でその基準を下げることもあるようですが、預金額によっては断られることもあるようです。

信託口口座を作成する場合は、専門家が窓口となってやり取りをして、信託契約公正証書ができたら受託者がそれを持参して口座開設の手続をします。

東和銀行

埼玉県内に支店が多いので、記帳等には便利だと思われます。
支店は埼玉県内ですと、上尾、朝霞、桶川、小川、川口、川越、北本、行田、久喜、熊谷、鴻巣、大宮、浦和、岩槻、坂戸、草加、秩父、所沢、蓮田、羽生、飯能、東松山、深谷、富士見、ふじみ野、本庄、毛呂山などにあります。
キャッシュカードの発行も可能です。

東和銀行で信託口口座を作成する場合は3万円(+税)の手数料がかかります(2020年3月現在の金額です。変更される可能性もあります)。

東和銀行で信託口口座を作成するためには、民事信託士協会の民事信託士に登録されている専門家が組成に携わっている必要があるようです。

この点、司法書士柴崎は民事信託士にも登録済みですので問題ありません。

栃木銀行

栃木銀行は、埼玉県内ですと、大宮、越谷、幸手、春日部、吉川、久喜、松伏、三郷などに支店があります。

キャッシュカードの発行もしてもらえます。

栃木銀行で信託口口座を作成する場合は5万円(+税)の手数料がかかります。

ペイオフ対策を考える

万が一、金融機関が破綻してしまうと元本1000万円とその利息しか保護の対象となりません。

そこで、信託口口座を無利息型の決済用口座にしておくことで、万が一のときも全額保護の対象とできます。

万が一、金融機関が破綻すると受託者が受益者から損失のてん補を求められる可能性もありますから、家族信託用の信託口口座は無利息型にしておいた方が良いかもしれません。

家族信託 導入の流れ

  1. 何のために家族信託をする?
  2. 役割を担う人を考える
  3. 相続発生時の承継者を検討する
  4. 信託する財産を検討する
  5. 受託者の責任と義務を知る
  6. 信託口口座を作成する金融機関を検討する
  7. 用意する書類は何か?
  8. 信託契約公正証書を作成する
  9. 組成後に受託者が行うこと
  10. 相続が起こったら
  11. 信託を終了・変更したいとき
  12. 不動産を売るとき

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